3/14に、企業支援ワークショップ 「障がい者雇用スタートアップセミナー」を開催しました。
このセミナーは帯広公共職業安定所及び帯広市の後援をいただき、帯広市障がい者雇用理解促進事業の一環で開催しております。
初めての障がい者雇用や今後の法定雇用率達成に向け対応を検討されている企業の皆様にご案内し、当日14社(16名)の企業が参加されました。
セミナーの前段では、帯広公共職業安定所 専門援助部門 統括職業指導官 松木氏より、行政説明として法定雇用率や十勝管内の障がい者雇用の状況などについてお話いただきました。
当センターからは、今後具体的に雇用準備を進めていくにあたっての考慮点として、障がいの開示状況による職場定着率などの情報をお伝えいたしました。
後半は、セミナー参加企業と雇用促進・就労定着プロジェクトのメンバー企業とのグループディスカッションを行いました。
ディスカッションでは参加企業から「まず何から始めたのか」「企業内で雇用理解を広げるための取り組み方」など、障がい者雇用の準備に向けた質問が次々と挙げられ、活発な意見交換の時間となりました。
プロジェクト企業の皆さんが、自社の取り組みについて失敗談を交えながら助言されていたこともあり、参加された企業の方からは、「雇用の経験やノウハウを持つ企業からのアドバイスは、とても有用だった」との感想をいただきました。
セミナーの最後は、雇用促進・就労定着プロジェクト プロジェクト長 広瀬氏より、企業同士の連携について話があり「企業で障がい者雇用を担う者同士だからわかりあえる心強さがプロジェクトにはある」と締めくくられました。
後日のアンケートでは、「雇用にまつわるリアルな声を聞けたことがとても参考になった」という声を多数頂戴しており、
「年度明けすぐに、実際に雇用している企業を見学したい」といった具体的なご希望もいただいております。
今後の障がい者雇用率の段階的な引き上げに伴い、企業側でも求職者の確保に向けた対策や取り組みを計画的に進めていく必要があります。これからも、そのような企業の皆さんのお力になれるよう、情報発信を行いながら障がい者雇用の理解促進と普及啓発に努めて参ります。