お知らせ

■ 【終了報告】「障がい者雇用スタートアップセミナー」再開催しました

令和7年5月20日(火)に「障がい者雇用スタートアップセミナー」を開催しました!

このセミナーは、昨年の開催時に多くの企業の方から好評をいただき、前回参加された企業の中には、実際に障がい者雇用に踏み出した企業もありました。「このようなセミナーをぜひ引き続き開催して欲しい」という声を受け、今回はさらに障がい者雇用に取り組む企業を広げるため、内容に関心をいただけそうな企業の皆様へ広くご案内いたしました。

 

今年4月から障がい者の雇用の除外率が引き下げられ、令和8年には法定雇用率が2.7%へと引き上げられることが決まっています。こうした変化を見据え、今からどのような準備ができるのかを前向きに検討する企業の皆さんが集まりました。

 

今回のセミナーでも、初めて障がい者雇用を検討する企業の参加があり、「何から始めたら良いのか」という不安に対し、これまで雇用経験のある企業が具体的なアドバイスを提供しました。”現場では実際にどのように対応されたてきたのか”などリアルな経験を共有いただいたことで、「雇用の具体的な進め方や、今後起こり得る課題を知れて良かった」「活躍できるよう人材育成をしたい」といった前向きな声が多く聞かれ、活気あふれるセミナーとなりました。

 

 

★前半★ 実際の取り組みを学ぶ雇用実例紹介と企業見学
セミナーの前半では、会場協力して下さったパナソニックスイッチングテクノロジーズ(株)様が実際に取り組んでいる障がい者雇用の事例を紹介し、企業見学を実施しました。

 

実際に企業が取り入れているコミュニケーションツール『ワイワイシステム』の導入経緯を交え、障がい者雇用として活躍されている従業員のご紹介と実際の職場環境を見る事で、参加者の皆さんからは「自社で取り入れられそうなヒントが得られた」といった声も聞かれ、実践的な学びの時間となりました。

 

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★後半★3つのテーマで意見交換
障がい者雇用に向けた具体的な取り組みをより深く考えるために、3つのテーマに分かれて意見交換を行いました。

冒頭、帯広公共職業安定所 専門援助部門 統括職業指導官 髙橋氏より、行政説明として法定雇用率や十勝管内の障がい者雇用の状況などについてお話いただきました。

 

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グループ① 支援機関から受けられるサポートについて

参加者からの「活用できる制度を知りたい」「どの支援が自社に適しているかを整理したい」という点に関心のある担当者が集まり、企業が活用できる支援制度やサポート機関の支援内容について情報共有と意見交換を行いました。

 

グループ② 管理職・受け入れ部署の理解促進を図るには
採用を進める上で、社内の理解を深める重要性について議論し、研修の実施方法や情報発信の工夫について意見が交わされました。「社内の意識改革が鍵になる」「管理職の理解が進めば、現場の受け入れもスムーズになる」といった考えが共有されました。

 

グループ③ 障がい特性に配慮した環境整備や受け入れ態勢づくり
「実際にどのような配慮が必要か知りたい」「受け入れ態勢を強化するためのステップを考えたい」という点で、職場環境の整備や働きやすい態勢づくりについて具体例を挙げながら意見が交わされました。

 

 

このセミナーは、障がい者雇用に向けた取り組みの「スタートアップ」です。

今回のセミナーを通じて、企業の皆さんが具体的な準備を始めるきっかけとなり、また求職者の方々の雇用の可能性を広げる第一歩となることを願っています。ここで生まれた気づきや学びを活かしながら、障がい者雇用の理解促進に向けて、共に歩んでいきましょう。

今後も、より実践的な情報を提供できるよう、次回のセミナーも企画してまいります。

 

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