過日、3月10日に「第4回帯広市自立支援協議会 就労・社会活動部会」を開催致しました。
この研修は、就労への支援の向上と、障がいのある方の就労を含めた生活の質の向上を目的として今年度から行っております。
今回は、第3回に引き続き、帯広大谷短期大学 社会福祉科 准教授 阿部好恵氏をお招きし『基礎から学ぶ、基礎からわかる「インテーク」』をテーマに講義を行っていただき、十勝管内就労系福祉サービス事業所・行政・相談支援事業所・教育機関から70名を超える申し込みがありました。
今回の研修では、「ソーシャルワークのプロセス」「インテーク(初回面談)のポイント」の確認から始まり、コミュニケーションの種類について詳しくお話し頂きました。
インテーク(初回相談)や、普段のコミュニケーションの中で、言葉だけで情報を伝えることは難しく、声のトーンや表情等(無言のメッセージ)から情報を丁寧に読み取ることが大切という内容でした。また、自分自身の面談や対応の振り返りを行ったり、電話相談を想定して話を聞きながらジェノグラムを書くなどの演習も交えての研修会となりました。
私達も普段の相談場面を振り替えることができ、今一度初回相談の重要性を改めて感じることができました。ご参加頂きました皆様にとっても、日々の業務を振り返るきっかけとなったのではないかと思いますので、 研修の内容をぜひ事業所内で共有していただき、今後の支援の参考にしていただければと思います。
今年度の「就労・社会活動部会」は、
●第1回:知って損しない「総合支援法」の基礎
●第2回:個別支援計画の必要性や記入の際の工夫
●第3回:「キーワード総ざらい!就労支援のきほんの”き”」
●第4回:基礎から学ぶ、基礎からわかる「インテーク」
上記の4回シリーズで進めて参りました。今年度の研修は今回で最後となります。
次年度の予定は、決まり次第ご案内致します。
テーマや内容について、皆様からのご意見やご要望などをお待ちしております。