お知らせ

■ 第20回 障がい者就労支援ネットワークセミナーが終了しました

平成19年度より十勝を5ブロックに分け、夏と冬に開催しています障がい者就労支援ネットワークセミナーが、すべてのブロックで終了致しました。

今回は南十勝ブロックでは『地域のつながりを考える~社会資源の少ない町村での取り組み』というテーマ、全てのブロックで『地域で働くを考える』というテーマで話題提供を行いました。

 

南十勝ブロックでの話題提供は、広尾町多機能型事業所ゆうゆう舎の小林美穂氏より、ゆうゆう舎

の活動状況と就労支援についてのお話を頂きました。南十勝ブロックの就労系福祉サービス事業所は、広尾町1事業所・中札内1事業所のみで、その他は帯広市大正町に数事業所あるのみです。この現状の中、①地域とのつながりを大切にしながら、②利用者についての理解・スキルアップも行い、広尾町の社会資源として、③当事者の声を近くで聴き、発信したり関係者の知恵を持ち寄りながらその時々で形を変えながら社会資源としての役割を果たしていきたいそうです。

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全てのブロックでは、ハローワーク帯広の専門援助部門の職員の方から「ハローワーク帯広みどりの窓口について」、①ハローワークの概要②ハローワークのサービス③みどりのコーナーでの仕事④窓口対応事例を話題提供頂きました。

求人の斡旋をする業務だけではなく、そこにまつわる相談や関係機関へつなぐ役割、関係機関との関わりを密にしているという事や、普段あまり聞くことができない窓口相談の現状についてをお話していただきました。

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併せて、当センターより「就労アセスメントの流れについて~直Bアセスメント~」という内容で、高卒後や就労経験のない方が就労継続支

援B型事業所を利用する際に必要な就労アセスメントの手続きなどを再確認しました。就労継続支援B型事業所を利用する前提でのアセスメ

ントではなくて、ご本人が就職できる可能性を皆で確認するということが大前提にあることや、障がい児のサービスを利用している方に関しては何度もサービス申請を繰り返すことになり、ご本人やご家族の負担感が大きいことがあげられました。また、事業所を利用しはじめたご本人について、関係機関がアセスメント後の状況確認をし、アセスメントからどの程度伸びているのかや今後の本人の方向性を本人中心に考

えていくことも必要だと各ブロックで共有することができたと思います。

 

今年度の障がい者就労支援ネットワークセミナーはこの回で終了となります。

今後も、地域のつながりや社会資源の少ない町村での就労支援についてなどを皆様と共有し、活動のきっかけ作りのお手伝いができればと考えております。

また、次年度ネットワークセミナーで取り上げてほしい内容などございましたら、お気軽に当センターまでお問い合わせください。

 

今年度講師としてご協力頂きました皆様、参加していただきました皆様、ありがとうございました。

 

担当者:井戸川