お知らせ

■ 平成28年度「第3回帯広市自立支援協議会 就労・社会活動部会」終了いたしました。

過日、12月9日に「第3回帯広市自立支援協議会 就労・社会活動部会」を開催致しました。

この研修は、就労への支援の向上と、障がいのある方の就労を含めた生活の質の向上を目的に今年度から行っております。

 

 第1回目は「知って損しない総合支援法の基礎」と題し、障害者総合支援法の基本理念から福祉サービスの利用に関する内容、受給者証の確認方法や読み取りまで、障がい福祉に携わる者なら必ず知っておきたい内容の講演会を行いました。第2回目は、個別支援計画の必要性や記入の際の工夫などを、サービス管理責任者の方から発表いただきました。

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 第3回目は、帯広大谷短期大学 社会福祉科 准教授 阿部好恵氏をお招きして、 「キーワード総ざらい!就労支援のきほんの“き”」と題した研修を行いました。企業で障がい者雇用を担当されている方や支援経験の浅い方でも参加しやすい講義形式での研修だったため、現場の支援員の方が多く参加されていました。

 

ソーシャルワークにおける援助過程の流れの説明では、ご本人が中心となるはずの相談が、問題ばかりに目が行きストレングス(強み)を見落としてはいないか、目標がご本人の希望に添ったものになっているかというお話がありました。

また、支援をする側が自分自身の考え方や価値観を知り、自分自身に起こる内的感情を認識したうえで支援にあたる必要性があると話されていました。話しをお聞きし、支援という仕事は、自分自身が問われることだと改めて感じました。

 参加した方からは「今までわからなかった用語について確認ができた」「本人中心で支援計画を立てているつもりが、気づいたら本人が置き去りになってしまうこともあった」という感想やご意見をいただきました。

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今回の内容は、ぜひ皆様の事業所で共有していただき、今後の支援の参考にしていただけたらと思います。

 

今年度 第4回目は平成29年3月10日(金)に開催予定です。内容等は未定ですが、決まり次第ご案内致しますので皆様の参加をお待ちしております。