■ 「第2回 帯広市自立支援協議会 就労・社会活動部会」が終わりました
平成28年度
「第2回 帯広市自立支援協議会 就労・社会活動部会」 が終わりました
過日、8月5日に「帯広市自立支援協議会 就労・社会活動部会」を開催いたしました。
この研修会は、就労への支援の向上と、障がいをお持ちの方の就労を含めた生活の質の向上を目的に今年度から行っています。
6月3日の第1回目は「知って損しない総合支援法の基礎」と題し、帯広市役所 障害福祉課 主査の中山さんからお話しいただきました。障害者総合支援法の基本理念から福祉サービスの利用に関する内容、受給者証の見方まで、障がい福祉に携わる者なら必ず知っておきたい内容でした。
8月5日の第2回目は、個別支援計画の必要性や記入の際の工夫などを、サービス管理責任者を担当されている、ちあふる 高橋さん ・ 稲田館 津田さん ・ カフェikoi 駒形さん に発表いただきました。 その後は発表を受け、グループワークを行い、皆さんの抱えている悩みから、事業所での工夫などが話し合われました。
<グループワークでの意見>
利用者への対 応について |
・ご本人への課題の伝え方に対する工夫が必要 ・利用者の能力と、就労時間・賃金に関する問題の対応について |
個別支援計画 について |
・作成するまでのアセスメント不足を感じている ・課題とニーズ使い分が難しい ・わかりやすく、達成しやすい目標を心がけている ・書式が統一されていれば他事業所への移行もスムーズになるのではないか |
目標設定 について |
・目標をどこに置くのか、整合性が取れていないことがある ・同じ作業をしている人が居ると、目標も同じ内容になってしまう |
目標の共有 について |
・話し合いの時間の確保とご本人との目標の共有の仕方について ・回覧箱を用意して目を通してもらうなどの工夫をしている ・利用者との終礼など、一日に何度もミーティングをする工夫を行っている ・職員の会議時間の持ち方などの課題がある |
・・・等、幅広い内容で話し合いがなされました
<グループワークに参加した感想>
・他の事業所がわかるきっかけになった
・他事業所との情報交換が難しく、共有できる場が少ないので参加できて良かった
・経験が浅いので、このような会話が参考になった
同じ仕事をしている者とのつながりや、情報共有ができることで悩みの解消や仕事への励みになっていることが伝わりました。
お互いに顔がわかるつながりが持てると、気軽に聞くこともしやすくなります。学びの積み上げと、関係づくりのためにも「3回目も会いましょう」と和やかな雰囲気の中で会は終了しました。
帯広市内の就労系福祉サービス事業所は、この3年の間に約3倍になったともいわれます。手探り状態で前に進んできた状況から、支援の在り方が問われる時期にきているのだと感じます。
グループワークであげられた皆さんの意見をもとに、今年度は「対象者に対する就労の相談の基本」について学びを深める予定です。
次回12月9日は13:30~帯広市保健福祉センターにおいて、帯広大谷短期大学 准教授 阿部好恵様よりご講話いただきます。4回目は3月10日での開催です。皆様のご参加をお待ちしています。