■ 【研修報告】第4回在職者研修会 「金銭管理に必要な知識を学ぼう!」~自分の生活を豊かに変える金融リテラシー~
2月26日(水)に、第4回 在職者研修会「金銭管理に必要な知識を学ぼう!」~自分の生活を豊かに変える金融リテラシー~を開催いたしました。
今回は、金銭管理を切り口に自身の今後の人生設計を考えるきっかけづくりを目的として開催いたしました。テーマに関心のある、働いている障がいをお持ちの方とその企業担当者を対象に実施し、在職者26名、企業担当の方8名、聴講者3名、計37名の方にご参加いただきました。
★研修第一部★
前半は、第3回在職者研修会の報告書にて「金銭管理」について苦手意識を持っている方が多くいたことから、金銭管理について収入と支出のバランスや貯蓄の重要性など基礎的な部分を振り返りました。参加者からは「お金の大切さを感じた」「計画を立ててお金を使うことが重要だと感じた」等、自身の生活を振り返る機会となりました。
また、研修では“障がいのある方のライフステージと親との関係性”について話題提供しました。参加者からは「親に頼らず自分で金銭管理できたらいいなと思いました」「親がいなくなった時のことを考えることを重要に感じた」「親なき後のために貯金しておくことを重要に感じた」等、数十年先の人生設計を考える機会になったのではないでしょうか。
★研修第二部★
後半は現在、実家暮らし・グループホーム・1人暮らしとそれぞれ異なる暮らし方の3名の方に金銭管理に関する経験談を語っていただきました。①実家暮らしの方 ②グループホーム生活の方 ③1人暮らしの方の順番でお話しいただき、自由度が上がるにつれて買い物等の金銭管理だけでなく、生活上の手続きや契約が必要となるという内容から、自立に向けて責任感が大きくなっていくことを知る機会となりました。
3名の発表を聞いて、参加者からは「今後の生活の参考になった」等の感想をいただいており、企業担当の方からも「自社の障がい社員の自立についてアドバイスしたい」との感想もいただき、在職者・企業担当者双方にとって、自立した生活設計に向けて再確認する時間となりました。
今回、参加者の中には実家暮らしから、将来的に1人暮らしやグループホームを希望されている方がいらっしゃいました。生活する中で重要となる金銭管理について学ぶことで、自身の生活を自分ごととして考え、そのために自分が何をしたらよいのかを考えるきっかけをつくることができ、今回の研修会が少しでも参考となれば幸いです。
★在職者研修会について★
今年度の在職者研修会は、今回で終了しました。4回の研修会を通し、参加者の皆様にとって少しでも仕事を続けるモチベーションになっていたり、働きやすくする考え方のヒント等を得られていたりしていただければ幸いです。次年度以降も皆様のご意見を伺いながら、「参加したい!」「話を聞いてみたい!!」と思ってもらえるような研修を開催できればと思っております。ご協力のほど宜しくお願い致します。