■ 遊学館 冬休み ① ~ここぴか~
今、ここぴかの中で、ある遊びが子ども達の間でブームになっています。それは「脱出ゲーム」です。これは、
プレイヤーとお化け役に分かれて遊びます。プレイヤーは、お化けに気づかれないように、
物音を立てずに移動し、出口にセッティングされているトラップを解除して、
脱出するというものです。お部屋の明るさも、少し暗くしながら遊ぶ事もあり、
子ども達に人気のある遊びとなりました。プレイヤーとお化け役のルールは、次のようになっています。
プレイヤーのルール
★物音を立てずに、静かに移動します。
★お化けの動きにも注意を払いながら移動し、出口のトラップを解除し、脱出します。
お化け役のルール
★お化け役は、物音が聞こえた方に移動し、プレイヤーを追います。
★プレイヤーを追う時は、走らずに、徒歩で追います。(走って追いかけてはいけません。)
このようなルールを意識し、時には少しスリル!?も感じながら遊ぶ姿が見られます。プレイヤーとお化け役は、それぞれのルールを意識して遊ぶ事で、次のような“力”を
使う事にも繋がっていますので、いくつかご紹介します。
プレイヤー
◎足音を立てないように歩く、物音を立てないようトラップを解除する→「力加減の調整」
◎足音や物音の事も意識しつつ、鬼の動きや周囲にも注意を払う
→「注意力」「複数の事を同時に考えながら行動する」
※暗がりの場合は、周囲の環境(どこに?何がある?物の大きさ?等々)にも注意を払います。
◎数名で行う時は、作戦を考え、話し合う→「コミュニケーション」
お化け役
◎歩いて移動する→走って追いかけたくなる気持ちや行動の「抑制」
今回は、脱出ゲームの遊びの要素についてご紹介させて頂きましたが、遊びには、色々な要素が含まれています。楽しみながらも、色々な“力”を使いながら取り組める事が、遊びの一つの魅力だと考えています。