■ 環境変化の切っ掛けで、自分が取るべき行動に向かおうとする姿が増えてきました(ここぴか 放課後ディサービス)
子ども達が成長していく中で、環境の変化は、必ずあります。ここぴかでも、曜日が替わる、メンバーが替わる、職員が替わるなど、色々な変化があります。
今回のおたよりで紹介する薫さんは、4月から曜日が変わりました。その事で、自分より年下の子が多くなり、一番年上になりました。このような変化があった事で、薫さんの行動が、どのように変わってきたかと言うと、
年上として、周りの様子を感じ、自分が取るべき行動に向かおうとする姿が増えてきました。
例えば、以前は、人前での発表は苦手で、「やらない」と言っていましたが、今年は、その様な様子とは違い、「1番にやっていいよ」と率先して行動していました。また、遊びの内容や遊ぶ順番を決める等、他のメンバーと話をする場面では、自分の意見も伝えるけれど、お友達や大人の意見も聞き、折り合いを付け、行動する姿が増えています。元々持っていた力ですが、環境が変わった事により、発揮されている姿だと考えます。
「環境」と言っても、様々な要素があると考えられます。例えば、一緒に活動するメンバーや大人等の人的環境や、活動するスペースの広さ等の空間的な環境等々、色々なものがあります。
子ども達一人ひとりは、沢山の“力”を持っています。経験や学びを積み重ねて、少しずつ伸びていく力や、元々持っている力もあります。それらの力が、環境によって、より発揮される事もあります。 少しずつ力を付けたり、伸ばしていく事は勿論大切ですが、その子が元々持っている力を把握しながら、今後も、関わっていきたいと思っています。