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■ 物を探す方法を身に付けていく為の活動紹介(放課後デイサービス)

< 物を探す方法を身に付けていく為の活動紹介 >

 身の回りの物や、自分が使いたいと思っている物を探す時に、見つける為の方法を獲得する、手助けの一つとして、ここぴかでは宝(コイン)探しゲームという活動を行っています。

 

「宝探しゲームってなに?」

 お部屋の中に、キャラが描かれているコインを大人が隠して、子ども達が探す活動です。

自分の好きなキャラクターを探す事を目的にしたり、見つけた時に、大人が大きな反応で悔しがるのも嬉しくて、意欲的に参加しています。

 

「物を見つけるのに、どんな力が必要なの?」

探す為に必要な力として、推測する力が必要になります。例えば、“以前にもここにあったことがある”“探す物の大きさを考えたら、ここにあるかも?反対に無い!”“前に、ここに置いた人を見た事がある”等、過去の経験から推測したり、人の行動を振り返る事が必要になります。

 

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「実際、どの様に遊んでるの?」

 初めは、事前の説明の中でヒントを伝えます。「例えば、巧技台の中に隠すことがあるよ」「カーテンの裏にあるかもよ」等。活動を始めた時にも巧技台の中に隠して、初めは成功体験に繋げていきます。

 その後、物を探す時の手段として、“手を使って物をよけてみる”“のぞき込む”“奥の奥まで探し続ける”等、「ここにあるかも」と思ったところを、探し続ける方法を伝えます。

 お友達が見つけた場所を一緒に確認して、自分が考えたこと以外の探し方も伝えていきます。

次は同じ部屋だけで行うのではなく、環境を変えたり、隠す物を変えていき、どの環境においても活用していけるように繋げています。

 

「その後、どうなっていくの?」

 体験を重ねていく中で、「○○かもしれない」という推測する思考の幅が拡がっていき、より物がありそうなところと、無いだろうと見分け、見つけ出すまでの時間が短くなる事が嬉しくなります。次は、「より早く、多く見つけたい」と、意欲が高まっていきます。

 探せた成功体験を通して、実際の生活の場面で物を探す時、「ここに前あったよね」「あの子使った後、あそこに確か片づけていたな」と、自分から行動を起こしてみようと思う、きっかけになる事を望みます。

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