■ 放課後等デイサービス ここぴか ~子ども達の姿から見える、小集団療育で出来る事~
~子どもたちの姿から見える 小集団療育で出来る事~
ここぴかの療育は小集団療育で、6~9人ほどの人数で行っています。
小集団の中で、環境を整理する事で、本来その子が持ち合わせている、理解して、行動につなげていく力が発揮されやすい場面を、考えて取り組んでいます。
他の子が良い見本になってくれる事で、やりたい意欲につながる事や、場に合った行動につながっていきます。
例えば、活動への向かい方や、ルールの提示で他の子の行動を見て、自分に置き換えることが出来れば、理解につながります。
場に合った行動を覚えた時に、視覚的に行動を伝えたり、子ども達と「それ、してもいいの?」問いかけながら確認する事により、自分が直接、注意されるわけでなく、見てしてはいけない事を覚えていけるようにしています。
小集団での療育の場面で見える姿として、対大人だけではなく、大人を介しての他の子との関わりをお伝えします。
① 他の子が、活動に向かう姿や、挑戦している姿から、意欲につながる様子
遊びに対して興味関心を向ける事が少ないお子さんの場合には、目の前で楽しく向かっているお友達の姿だけを見る為の環境を整理して、“楽しみどころは何?どんな動きが必要?”かを見る事で、誘われながら向かい、主体的に楽しめる遊びの幅が広がる姿が、見れる事があります。
又、関心はあっても、出来るかどうか自信の少ないお子さんの場合は、お友達の見本を通して、何が成功につながるかが分かる事で、向かって行けるようになりやすいです。
② 物の貸し借りの様子
物を借りる時には、相手の状況を見る力、状況に合わせた言葉、声をかけるタイミングを相手によって合わせる力のいずれかが、必要になります。
反対に、声を掛けられる立場の場合は、声掛けに気が付く、相手の伝えたいことを読み取る、貸す貸さないの判断、使いたい気持ちの抑制、断る為の強い意志等が必要になります。
これらの力を獲得していける場面を、対大人ではなく、子ども同士で作っていきます。